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自動ドアの修理・交換の費用相場について細かくわかりやすく解説

自動ドア修理の費用
更新日:2021/09/09
  • 自動ドアを修理するのにどれくらいの値段がかかるのか知りたい
  • 自動ドアの交換を検討してるけど価格を知ってからどうするか決めたい
  • メーカーに自動ドアの修理を依頼したが見積が高額で発注すべきか悩んでいる

このように自動ドアの修理や交換を検討中の方向けに修理・交換費用について詳しく解説していきます

自動ドア工事は修理で平均して5万円、交換だと20万円以上と高額な作業です。
しかも依頼する自動ドア業者によって3割以上価格が変わってくる業界なので業者選びは慎重に行いましょう。

ここでは弊社および複数の関東の自動ドア業者の修理交換相場を最初に表にしました。
ただそれは一例にすぎず、同じ故障の症状でも「自動ドアのメーカー」「大きさ」「地域」「種類」などによって大きく変わってきますので後半は下記の観点で解説をしていきます。

  • 自動ドア修理の金額の決まる要素
  • 自動ドア修理業者を選ぶ上で大事なこと
  • 自分で直すことで自動ドアの修理費用を抑える方法

これから自動ドアの修理をしたい、交換をしたいという方は是非参考にして頂ければと思います。

 

自動ドア修理・交換の費用相場

それでは早速自動ドアの修理費用について解説をしていきます。

弊社含め、関東の自動ドア業者に聞いた結果を元に費用相場を一覧で出すと下記の価格となっています。

自動ドアの調整 9,800~20,000円
振れ止めの交換 15,000~20,000円
吊り車の交換 20,000~25,000円
滑車(プーリー)の交換 30,000~50,000円
タイミングベルトの交換 35,000~50,000円
センサーの交換 30,000~50,000円
タッチスイッチの交換 25,000~70,000円
自動ドアの鍵交換 40,000円~
タッチスイッチの後付け 20,000円~50,000円
モーターギアの交換 100,000円~
制御器(コントローラー)の交換 100,000円~
自動ドアの交換 200,000円~
自動ドアの鍵交換 40,000円~
自動ドアの保守メンテナンス 11,000円~

料金は片引きタイプか両引きタイプかによって金額が大きく変わってきます。またメンテナンスはP.O.G方式かF.M方式によっても変わります。
滑車(プーリー)やタイミングベルトなど部品が良く分からないかたは下記の自動ドアの構成部品を参考にしてください。

 

【知っ得】自動ドアの各部名称と機能一覧

それでは自動ドア修理の値段について詳しいところをそれぞれ解説をしていきます。

自動ドアの調整(9800円~20000円)

自動ドアが最後まで閉まらない、自動ドアが開きすぎてしまう場合などは自動ドアのコントローラーの不具合を調整します。
多くの場合はそのような不具合が起きても自動ドアを再起動することで直りますが、まれに初期設定を再度調節する必要が出てくることがあります。
その場合はコントローラーのハード面の故障も考慮した方がよく、調整後も頻発するようならコントローラーの交換も検討した方がよいです。
メーカーもコントローラーの耐用年数を7年と設定していますので大体10年の使用が交換するかどうかの目安となります。
作業内容的には部品を必要としないので人件費と交通費が自動ドア業者側の費用で、時間も20分から30分程度でおわります。
ただこの自動ドアの調整は機種によっては製造メーカーしか調整できない場合もあり、その場合はメーカーの言い値になってしまうので注意しましょう。
ちなみに弊社ではナブコの一部の機種(最新のLINKシリーズ)以外は対応可能です。この辺はどれだけ他の自動ドア業者と仲良くしているかが肝となります。

振れ止めの交換(15,000円~20,000円)

自動ドアの車輪側に樹脂製の振れ止めと呼ばれるパーツがあります。
こちらは自動ドアのがたつきを抑える役割をしており、摩耗や破損で自動ドアの動きにガタツキが生じてしまいます。
汎用性のある部品なのでこの不具合はどのメーカーでも自動ドア業者なら簡単に修理することができます。
作業的には部材費に人件費に自動ドアの調整も含めてだいたいこのくらいの価格に落ち着きます。

吊り車の交換(20,000円~25,000円)

吊り車はタイミングベルトとガラスドアをつなぐ部品で長く使用していると摩耗する消耗品です。寿命は使用頻度によりますが通常5年以上は交換の必要がありません。部品自体は3000円程度で購入できますが工賃含めると20,000円程度の修理となります。自動ドアからガタガタと異音が聞こえたら吊り車の摩耗、揺れ止めの破損、ハンガーレールの摩耗が考えられます。そのままにしておくと開閉機構が破損し、開閉が出来なくなってしまうので早めに修理や部品交換をすることをおすすめいたします。

滑車(プーリー)の交換(30000円~50000円)

エンジンの力をベルトに伝える滑車部分です。駆動部なので長年使っていると上図のように割れが発生して自動ドアが動かなくなることがあります。また接触状況によっては側面がカバーやモーターと擦れてキュルキュル音が出るので気になる方は新しい型のプーリーにするのも検討してください。(最近普及している新しいプーリーは側面の擦れ音がかなり軽減されています。)
プーリーは駆動プーリー、従動プーリーともに1個6000円程度です。交換作業自体は動作確認も含めて1時間程度は見ておいてください。

タイミングベルトの交換(35000円~50000円)

タイミングベルトはエンジンの動力をガラスドアに伝える役割を担います。消耗品ですので定期的な交換が必要な部品ですが、メーカーがいう耐久年数は7年、普通の使い方でしたら10年以上は持ちます。決して故障してはいけない百貨店などの大型施設は5年の定期メンテナンスで交換したりしますが一般の場合は不具合が出るまで使い続けることがほとんどです。
ベルト自体は15000円~20000円ほどで購入可能ですが工賃や出張費などを含めると35,000円~という金額になります。
作業時間は30分程度です。原因の調査や施工後の調整も含めると1時間は見た方がよいでしょう。

自動ドアセンサーの交換(30,000円~)

自動ドアに使われているセンサーはメインセンサー(主に無目センサー)と補助光電センサーの2種類あります。
自動ドアが勝手に開閉する、自動ドアの反応が悪い等、センサーに起因する自動ドアの不具合は多いです。
センサーは紫外線に弱く、外に取り付けてある場合は極端に寿命が短くなる場合があるので注意しましょう。
一番多く使用されている無目センサーは業界最大手のオプテックスのもので20,000円~です。天井埋め込み型やドアウェイ機能を付けたりするともう少し金額が上がっていきます。
センサー交換の費用も含めた施工事例は下記にまとめていますのでこちらも参考にしてください。

自動ドアのセンサー交換事例【費用・施工内容】

タッチスイッチの交換(25000円~70000円)

タッチスイッチが反応しない場合はまずは電池交換を試してください。
押しボタン式のタッチスイッチはは単4電池2本で動いていて大体2年ごとに交換が必要となります。
電池交換でも症状が改善しない場合はタッチスイッチの回路の接点不良であるケースが多く、修理ではなく交換対応が基本となります。
タッチスイッチ自体は1個20000円ほどで購入が可能で、工賃含めると25000円~という程度です。
作業自体は10分程度で完了します。実はAmazonでもタッチスイッチは購入できますのでメーカーに気を付けていただければご自分でも交換可能だと思います。
(もちろん多少の電気工事の知識はなければなりませんが)
ちなみに両開きの自動ドアの場合、タッチスイッチは左右裏表と4個設置されていますので注意してください。

自動ドアの鍵交換(40000円~)

自動ドアの鍵は一部(MIWA DG2タイプ)のシリンダー以外は付け替えるために自動ドアの脱着作業が必要となります。
大型の自動ドアですと作業員が2人必要な場合もあり、その分費用が上がるケースもあります。
作業は自動ドアを一度とりはずしてからシリンダーを交換します。作業としては1時間程度見ておきましょう。
足元にある鍵穴はホコリがたまりやすくシリンダー不良が起きやすい環境といえます。鍵の利きが悪かったり鍵が回りにくい場合はシリンダーの清掃やAmazonやホームセンターで売っている鍵専用の潤滑油を使用すると鍵回りが改善し、故障のリスクも少なくなります。
自動ドアの鍵のトラブルは自動ドア業者ではなく鍵業者も対応することが可能です。
鍵業者さんは業態的に緊急対応が非常に得意です。
ただ金額的には自動ドア業者の方がリーズナブル価格を提示することが多いです。

自動ドアの交換(200,000円~)

自動ドアの耐用年数はメーカースペックで10年です。(実際にはロットや動作環境によっては20年以上故障知らずで動作するケースもあります)
10年以上使用した自動ドアで自動ドアの心臓部であるモーターやコントローラーが故障した場合は他の部品も耐用年数を超えているケースが多いので自動ドアの全交換も検討して良いと思います。
またメンテナンス契約を結んでいるメーカーに修理を依頼して修理費用が高額な場合も他社メーカーの全交換の方がお安くなるケースを山ほど経験しています。
自動ドアで修理費用が高額な場合はぜひ一度、別の業者にも相談しましょう。

自動ドアの交換は自動ドアの開き方とセンサースイッチの種類で分けられます。
価格のおおよその目安は下記のとおりです。

■片引型・内外センサー式:200,000円~

■片引型・内外タッチ式:230,000円~

■引分型・内外センサー式:230,000円~

■引分型・内外タッチ式:280,000円~

基本的に引分は片引より高く、タッチ式はセンサー式より高くなります。
どのケースもエンジン装置とセンサースイッチと補助光線スイッチがついています。
作業時間は2時間ほど見ていただければ動作確認含めて完了します。

自動ドアの交換事例は下記にまとめてありますのでより価格のイメージを持ちたいかたは参考にしてください。

自動ドアの交換事例【費用・施工内容】

自分で自動ドアを修理出来たら無料!

一般の方でも自分で自動ドアを修理できるケースがいくつかあります。代表的なものは下記の4点です。

  • コントロールユニットの再起動
  • タッチスイッチの電池交換
  • ガイドレールの掃除
  • センサー受光部の清掃

この4つの操作をしても10分もかかりませんし、危険を伴うような作業でもないので可能な方は業者に依頼する前にぜひ試してみましょう。
各操作の意味やどういった症状の時に有効なのかといった内容は下記にまとめているのでよろしければ参考にしてください。

自動ドアの故障症状一覧!原因と修理方法を解説

業者に依頼する場合は大体5万円は覚悟した方が良い

症状に依って違ってくるのは当然ですが、直近3年くらいの弊社の実績では概ね5万円くらいがボリュームゾーンです。

ホームページに安い料金を表示している業者もよくありますが、5,000円程度で済む工事はよほど条件が合わなければありません。

本当に安い値段で済むような修理はご近所の独立系自動ドア業者で、10分程度の調整作業で終わった場合のみといったところでしょうか。

また後程詳しく見ていきますが、引分けの自動ドアと片引の自動ドアでも勝手が大きく変わってきます。新規の取り付けの場合、引分けの自動ドアは片引きの自動ドアの1.5倍は高くなることを覚えておいて頂ければと思います。

本当の最低価格は2万円くらい

関東の独立系自動ドア修理業者にアンケートしたところ、どこも最低2万円くらいは請求するという話でした。

手に職がある職人が労力というガソリン代を使って故障の症状を診断し、修理作業を行うのでこのくらいはもらわないと続けられません。

20分程度の作業・・・と思う方もいるかもしれませんが、往復の移動時間や集客コストとかもかかっていることを考慮して頂ければと思います。

特別安くなるケース

たまに特別安くなるというケースもありますが、あげるとすれば下記のようなケースくらいとなります。

  • たまたま近くに別案件がある
  • 後に大きな工事になりそう
  • 本当に近所の業者さん

またどうしてもお客さんにお金が無い時は自動ドア修理業者が泣く場合も結構あります。

ただ自動ドア修理業者の泣き落としはメーカーには通じないところがあるので良い塩梅でやっていくという形になります。

メーカーの自動ドア修理が高額になる理由

自動ドア修理に限りませんが、見積にある技術料の項目、当然ながらメーカーが最も高額になります

これには下記のような理由があります。

  1. メーカーは全国対応を謳っているため日本全国すべての箇所に拠点もしくは代理店を置かなければならない
  2. 人口が少ない地域は当然自動ドアの仕事も少ないのでそこに拠点を構えているだけで赤字になる地域もある
  3. そこの赤字を収益の高い地域で補う必要
  4. その結果高くなるのが技術料が高くなる

よく地方のJRが赤字路線を抱えているがやめられないという構造と似ています。一応、メーカーでの研修を終えた自動ドア修理のプロフェッショナルが対応するという名目で金額が高くなっていますが、実際技術的にはそう変わりません。

もちろんメーカーなのでトラブルがあった際は最後まで面倒をみてくれるという安心感はあります。

また大手メーカーは自社の自動ドアの調整を自社でしか出来ないように製品を設計しています。自分のところでしか修理出来ないし調整出来ないので非常に高額な見積りを出します。本当によくある話なのですが、大手自動ドアメーカーが出した修理の金額で新規の自動ドアを設置してもお釣りがくることすらあります

自動ドアメーカーの見積が高いと思った方はとりあえずメーカーが違っても他の会社に相見積りを取りましょう。出来たらメーカー縛りののない独立系に声を掛けましょう。その結果を受けて最初のメーカーと交渉してみると安くなることがあります。

自動ドアの安価な修理、交換には注意が必要

メーカーに見積もってもとてもリーズナブルな修理・交換費用を提示されることがあります。ただこちらも当然からくりがありますので注意が必要です。

その契約内容に定期メンテナンスの項目はついているでしょうか?

自動ドア修理の営業を受けて年間2万円程度のメンテナンスをすすめられることがあると思います。こちら10年かけると20万円になります。消耗品は無料で交換となりますが、10年あればどこかで消耗品以外の不具合も出てくるものですので、10年で20万円以上かかると思ってもらえればとおもいます。

このように自動ドアの耐用年数の10~15年スパンで見ると最終的に高額な費用を自動ドアにかけることになります。定期メンテナンスもご検討の方でしたらぜひ相見積りの相手にも同様の条件で安くならないか確認しましょう。メーカーと独立系では基本的に価格競争力は独立系が安くなります。

※自動ドアのメンテナンスは基本不要です。費用対効果で不要な理由は下記の記事にて解説をしています。

【プロが解説】自動ドアの保守メンテナンスは費用対効果で考えると不要

自動ドア修理の金額の決まり方

上記で自動ドア修理の金額が色々な要素で変わると書きましたが、具体的にどのように金額が決まってくるのか解説をしていきます。

自動ドアのメーカー

1つ目の要素が自動ドアの修理金額で一番の肝となる自動ドアメーカーです。
基本的に自動ドアにロック機能を付けているメーカーは高額になります。
2021年4月現在だとソリックさん以外です(;^ω^)
国内の自動ドアメーカーは

  • ナブコ
  • テラオカ
  • フルテック
  • ミリオン(三和)
  • ドリーム
  • アラビアン
  • ダイハツ
  • THUハシダ
  • 昭和
  • ソリック

の10社となりますがソリックだけが自動ドア業界の悪しき風習であるロック機能を搭載していないので修理費用が安くなる傾向にあります。

実際には各社(弊社もですが)、治具を制作したり、ロック機能をコントロールする機械をメーカーから仕入れたり、メーカーの知り合いに手伝ってもらったりといろいろ工夫して修理できることもあるのですが自社メーカー以外は難易度も上がり余計なコストがかかります。かといってメーカーに修理を出したら目に優しくない見積もりが飛んでくるでしょう。商売ってそういうものですよね。

特にナブコさんとテラオカさんはロック機能が強固なのでよっぽどメーカーと太いパイプがない限りメーカー以外は修理が難しい場合が多いです。

昔のモデル(2005年以上前のモノ)はロック機能を避ける方法は確立しているのですが最近のモデルはかなりガチガチに固めています。メーカーしか修理ができない状態ですのでメーカーはすごい強気な見積りを出します。

メーカーの修理金額>他社の自動ドアユニット全交換の金額」となることも多いので、自動ドアの修理が高いと感じたら相見積もりを取ること強く勧めます。もちろん大手メーカーのサポート体制は非常に頼りになるものです。

現在日本の自動ドアシェアはナブコとテラオカが圧倒的ですが2020年はソリックがめちゃくちゃシェアを伸ばしているようです(ソリック社長談)。ビルや店舗の自動ドアの新規設置はゼネコンを経由する関係でナブコやテラオカが強いですが1台目が壊れて交換という段階ではソリックが選ばれているという背景があります。

費用対効果として自動ドアを設置する際はメーカー選びを慎重に行いましょう。

現場の位置

自動ドアの修理現場と作業員の拠点からの距離も金額が決まる要素の一つとなります。

近所の案件は安く(丁寧に)出来ます。自動ドア修理業者はコンビニや歯医者のように日本中どこにでもあるわけではありません。

近くの拠点といっても地方では特にどうしても移動時間がかかってするので下記のような金額がかかってしまいます。

  • ガソリン代
  • 人件費
  • (高速代)

ここであまり理解されないのが人件費、ただ車を運転するだけでも職人を拘束するということは時給が発生します。

これは自社の職人ならある程度融通が効きますが、他社の職人を手配するとどうしてもかかってしまいます。この金額は独立系の自動ドア修理業者は変動幅が大きく、メーカーは変動幅が小さくなります。

ただこれはメーカーが安いわけではなく、メーカーは一律上限いっぱいまで請求しているだけですのでメーカーが高額になる構図は変わりません。料金を安く済ませたいのでしたらお近くの独立系の自動ドア修理業者に依頼するのが良いでしょう。

※自動ドア修理業者がメーカーお抱えの業者の場合、メーカーに頼んでも同じ人がくる可能性もあります。

近くに独立系の自動ドア修理業者がない場合はメーカーに頼むほうが安く済む場合もあります。お気に入りの業者でなければ高速道路を使ってまで来てもらうのはコスト的に見合わないです。今のメーカーの相場観でいうと出張費は9,000円くらいが普通です。

自動ドアの検出装置(センサー)の種類

続いて費用が変わる要素として自動ドアの検出装置の種類です。

検出装置は大きくセンサー式とタッチ式に分かれます。

その中でさらにセンサー式は「無目センサー」「無目下センサー」「天井センサー」「無目内蔵センサー」

タッチ式は「タッチスイッチ」「非接触タッチスイッチ」といった種類に分かれます。

費用的には、センサー式自動ドア>タッチ式自動ドアとなります。

一方、故障の多さは「タッチ式自動ドア>センサー式自動ドア」です。タッチ式自動ドアはタッチ部分の中に電池が内蔵されており、電池切れで機能不全に陥ることが多いです。

ただ最近は国の指導でタッチ式とセンサー式を合わせたものを設置しましょうとなっているので、この分類もいずれなくなってくるかもしれません。

自動ドアの構造

4つ目の要素としては自動ドアの構造によるものです。動くドアの枚数といった方が分かりやすいかもしれません。

下記のような1枚のドアが左右どちらかに引き込む構造を片引きといい、

下図のように2枚のドアが左右両側に引き込むもの両引きもしくは引き分けといいます。

また数は少ないですが2枚の自動ドアが左右どちらかに重なるように引き込むタイプ(ダブルスライド片引き)もあります。

調整で直る修理は問題ありませんが、交換部品が必要な修理の場合は両引きか片引きかによって自動ドア修理の金額が変わってきます。
自動ドア自体のサイズが大きくなるのも影響しますが基本的に両引きは片引きに比べて1.3倍から1.5倍の部材費用がかかります。

自動ドアのサイズ

自動ドアのサイズによっても修理費用は費用が変わってきます。
自動ドアが大きいとそもそも片引きという選択肢が取れない場合がある点とそもそもモーターのパワーも必要になっていき、それにともなって構成部品(プーリーやタイミングベルトなど)の強度も上げなければなりません。またサイズが大きいと一人の作業者では対応が難しい場合もあります。こういった事情から自動ドアの修理価格は自動ドアが大きければ大きいほど高額になっていきます。

故障の症状

金額が変わる最後の要素は故障の症状です。自動ドアの故障の症状や原因を一覧で表すと下記の通りになります。

故障の症状 原因
自動ドアが近づいても反応しない センサー不良、制御盤の不良、電源が入ってない
自動ドアがボタンをおしても反応しない 電池切れ、タッチスイッチの不良、制御盤の不良
自動ドアから異音がする レールに異物、制御盤の不良、プーリーが割れている、ベルトの摩耗
自動ドアの動きがスムーズでない レールに異物、制御盤の不良、プーリーが割れている、ベルトの摩耗
自動ドアが閉まりきらない センサー不良、制御盤の不調
自動ドアの開く速度が遅い(早い) 制御盤の不良、調整不足

一つの故障の症状で複数の原因(不良箇所)がありえますので症状だけで自動ドアの修理金額を同定することは難しいです。
不良個所が特定できている場合は不良個所の部品の交換費用を最初の料金表と照らし合わせていただければ費用相場が分かります。
自動ドアの場合パーツが細かいため、部品が故障したら基本的に交換になります。例えばセンサー光源が消耗したので光源だけ交換する、制御盤のコンデンサーを交換するようなことは出来ません。

自動ドアの修理価格をおさえた上で修理業者を選ぶ基準

自動ドアの修理費用をしっかり理解した上で修理業者を選ぶ上で重要なことが3つあります。

自動ドアの修理で見積もりを依頼する際は相見積りが必須

まず最も重要なことは見積もりを依頼する際に3社以上に相見積もりを依頼することです。

修理や交換を依頼する際に最初から1社に絞ってしまうと、比較検討することができずに料金が高くてもなんの疑いもなくお願いしてしまうことになります。上記でもたびたび解説していますが、相見積もりを依頼することは自動ドアを修理・交換する上で本当に重要です。

  • 比較検討することができる
  • 修理や交換の作業内容について明確になる
  • より安い金額で修理・交換することが可能になる
  • 見積もり時の対応で良い業者か判断ができる

というようなメリットがあるので必ず相見積もりを依頼するようにしましょう。

検討している修理業者が資格を保持していること

2つ目のポイントとして、修理業者を検討する際の選ぶひとつの基準として「自動ドア施工技能士」の資格を持っている人材を有している企業かどうかをきちんと確認しておきましょう。

自動ドア施工技能士は、自動ドア施工に関する学科、実技試験を合格した人が与えられる「国家資格」で、この資格を持っている技術者は、自動ドアに関する高い知識と技術力を持っています。

自動ドア修理を行う業界では、この資格を持っていなくても修理を行うことができるため、安心して修理を任せたいのであれば、この資格を持っている業者へ頼んでみましょう。(自動ドア施工技能士の詳細は下記参照)

自動ドアの資格「自動ドア施工技能士」とは?優良自動ドア修理業者の判断基準にも

保証がしっかりついていること

修理や交換をする前に見積もりを無料でやってくれることは当然のことですが、保証がついていることも併せて重要な要素です。

自動ドアを修理したのにすぐに不具合が発生してしまったら元も子もありません。施工後にある程度の期間はしっかりと無料で保証をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

自分で直せる自動ドアの故障症状一覧

ここまで見てきたように自動ドアの修理を依頼するとやはりそれなりの費用がかかります

ただ自動ドアの故障の中ではちょっとした調整で上手く直ってしまうこともしばしばあります。

こちらではそのケースをいくつか紹介します。

タッチスイッチを押しても自動ドアが開かない

よくある問い合わせです。原因はいくつか考えられますが、一番はタッチスイッチの電池切れの可能性が高いです。

こちらは業者でなくてもドライバーさえあれば簡単に出来るのでまずはご自身で試しましょう。

手順は下記の記事にて詳しく書いてあります。

自動ドアが反応しない!すぐに試せる3つの修理方法【電池交換・再起動・掃除】

近づいても自動ドアが反応しない

センサーが汚れている可能性があります。柔らかい布で受光部を拭いてみてください。

また、自動ドアのセンサー部分のスイッチが切られていることも稀にあるため、確認するようにしましょう。

さらに、見落としがちなのが、自動ドアの電源そのものが切れている可能性が高いです。

電源を入れなして自動ドアが動くようになる、ということもありますので、確認してみましょう。

自動ドアが開くときガタガタ音がする

音が出る場所によりますが、まずはガイドレールに石などが挟まっていないか確認してください。

要するにガイドレールの掃除ですね。自動ドアの上部から音がする場合はボックスの中に原因があると思われるので諦めて自動ドア業者に見てもらいましょう。

自動ドアからキーキー音がする

こちらもガイドレールから音がする場合はガイドレールを掃除してホームセンターなどに売っているシリコンスプレーなどでグリスアップして様子を見ましょう。

自動ドアの挙動がなんかおかしい

自動ドアが途中で止まったり、開け締めのスピードが一定でなかったりする場合は一度自動ドアの電源を切って再起動しましょう。昨今の自動ドアもちょっとしたコンピューターのようになっているので使っているうちにバグが起きることが結構あります。特に新しい機種には注意してください。

再起動しても直らない場合、自動ドア付近の物を置いていないか注意してみてみましょう。例えば傘立てや植木などですが、これらがセンサーに反応して自動ドアが開閉している可能性もあるほか、自動ドアに貼ってある張り紙などが剥がれかけている場合、その張り紙が原因で自動ドアの誤作動を起こしている場合があります。

 

まとめ

今回は自動ドアの修理・交換費用について解説をしてきました。

おさらいすると自動ドアの修理や交換の費用は下記の要素によって大きく変わってきます。

  • 自動ドアのメーカー
  • 現場の位置
  • 自動ドアのセンサーの仕組み
  • 自動ドアの構造
  • 自動ドアのサイズ
  • 故障の症状

一般的な相場感としては下記となっていますが、自動ドア修理・交換の金額は相見積もりをしてみないと正確な額はわかりません。

  • 自動ドアの調整:9,800~20,000円
  • 滑車(プーリー)の交換:30,000~50,000円
  • ベルトの交換:35,000~50,000円
  • センサーの交換:30,000~50,000円
  • 自動ドアの鍵交換:40,000円~
  • タッチスイッチの後付け:10,000円~50,000円
  • モーターの交換:100,000円~
  • 自動ドアの駆動部(エンジン装置)の全交換(古い自動ドアの処分費こみ):200,000円~
  • 自動ドアの全交換(ガラス、ドアサッシ枠込):500,000円~
  • 自動ドアの鍵交換:40,000円~

電話で知りたい場合は、上記の金額が変わる要素を自動ドア修理業者に伝えると大まかな金額はわかります。

ただ現場を見てもらうことが一番手っ取り早いので最初に問い合わせた際に、「出張見積りが無料かどうか」確認しましょう。見積り無料と謳っても、出張費は頂きますという後出し業者が時々いますのでそこは事前に確認してください。

また自動ドアの修理は定期メンテナンスとセットで安くなる場合があるので10年~15年のスパンで金額を考えるといいでしょう。

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竹内 敦

竹内 敦

新卒で某自動ドアメーカーの設計で10年働いて現職に転職。社内のシステムの管理と自動ドアメンテナンスのホームページの運営を行っています。非常に閉じた自動ドア業界の知識を少しでも皆さんに届けられるようにがんばります。

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