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【保存版】最新自動ドアのおすすめ機能と設置価格の目安をご紹介!
- 自動ドア修理の豆知識
- 更新日:2019/05/22
「自動ドアを設置したいけど、どのような機能があるの」
「自動ドアの最新機能の違いが知りたい」
実は、単に自動ドアと言ってもその機能には様々なものがあり、それらの機能をうまく利用することで適切な自動ドアを設置することが可能ですし、自動ドアにおける事故を未然に防止できます。
新規で自動ドアの設置を考えている方の中には
「自動ドアに様々な機能があるなんて知らなかった」と感じている方も多いのではないでしょうか?
安心してください!
ここでは、自動ドアメンテナンスに長年の実績のある弊社が自動ドアにおける最新機能についてご紹介します。
この記事をご覧になると、自動ドアにおける機能を知ることができ、設置や買い替え時の参考になりますよ。
また、記事後半では自動ドアの設置価格の目安についてもお届けします。
目次
最新自動ドアの様々な機能とは?
自動ドアにそろそろ開くだろうと過信して近づいたら、思いのほか開かずにぶつかりそうになったという経験はありますか?
みなさんご存知の通り、自動ドアはセンサーによって人を検知し、開閉する仕組みとなっていますが、自動ドアの種類やセンサーの感度によっては十分に開閉できない場合もあるんです。
たとえば、お子様が多い商業施設の自動ドアが十分に開かないなんてことがあったら、事故の原因につながりますし、大変なことになってしまいますよね。
自動ドアは設置する場所だけでなく、出入りする層を意識して、最適な自動ドアを選ばなくてはいけません。
そのような場合に重要なのが、最新自動ドアの機能です。
これらの機能をうまく活用することにより、スムーズな自動ドアの開閉につながり、事故防止対策に役立ちます。
ぜひ、安全面からも自動ドアを選ぶようにしましょう。
最新自動ドアに搭載されているおすすめ機能をご紹介!
自動ドアによる最も多い事故のケースは以下の通りです。
- ・自動ドアに駆け込み追突する
- ・自動ドアの斜め侵入による接触事故
- ・戸袋付近で衝突
- ・開口部に立ち止まっていたところ衝突する
多くはお年寄りやお子様による自動ドアへの駆け込みや、斜め侵入による事故が高い比率を占めていますが、中には歩きスマホで衝突してしまったという現代ならではという事例も。
▼自動ドアによる事故の詳細事例は、以下の記事も参考にしてください。
これらの自動ドアによる事故を未然に防ぐために役に立つのが、「自動ドアの最新機能」です。
それでは、その機能についてじっくり見ていきましょう。
衝突検出機能
自動ドアが開く際に、開きかけた自動ドアのスピードと駆け込んできた人とのスピードが合わずに衝突してしまう事例がありますが、このとき自動ドアが停止する「衝突検出機能」が搭載されている機種があります。
衝突検出機能が搭載されていると、自動ドアに衝突した人や物の衝撃を検知し、危険を察知すると自動ドアが全開状態になるよう設計されています。
自動ドアに衝突しているにもかかわらず、ドアが停止せずに動いてしまったら人や物を挟んで大事故につながる可能性もありますよね。
そのような大事故を未然に防ぐために、「衝突検出機能」があると、ドアに人や物が挟まれる心配がありません。
衝突検出機能は、一般的な引き戸タイプの自動ドアのみならず回転式自動ドアなどにも搭載することが可能です。
具体的には、回転式自動ドアならば人や物が近づくと停止または速度が遅くなるのです。
ぜひ、自動ドアの買い替えや新規設置の際は、「衝突検出機能」が搭載されている自動ドアを選びましょう。
開放時間調整機能
自動ドアには、「開放時間調整機能」と言って自動ドアが開いている時間を予め調整する機能があります。
たとえば、自動ドアが人や物を検知し開いている間にまだ人の通過が終わっていないのに閉まる動作をしてしまったら、通行人に大きな不安を煽ってしまい事故の原因になりかねません。
そのような場合に、自動ドアが開いて閉まるまでの開放タイマーを長く設定しておけば、より安全な運用が可能になります。
自動ドアを設置の際は、自動ドア業者とも相談のもと、状況に合わせて適切な開放タイマーの設定をしてもらいましょう。
参考までに自動ドア衝突を防ぐ開放タイマーの目安時間は以下の通りです。
<開放タイマーの目安時間>
オフィスやビル等 | 病院・公共施設等 |
開速度 500mm/秒以下 | 開速度 400mm/秒以下 |
閉速度 350mm/秒以下 | 閉速度 250mm/秒以下 |
存在検出機能
自動ドアは、通行する人を検知するセンサーの範囲を設定することができます。
この検知範囲を広く設定すれば、通行人や物をすぐに察知でき安全性に寄与します。
また、「存在検出機能」と言って、自動ドアに密着するほど接近する人を検出可能な機能もあり、これらの検出機能を適切に使い分けることが自動ドアの安全を高める秘訣です。
これらの設定を変更する際は、必ず自動ドア修理業者し依頼し、自動ドアの設置状況や利用する顧客層を分析した上で、変更してください。
ドアウェイ機能
最新機種に搭載されていることが多い「ドアウェイ機能」。
ドアウェイ機能とは、自動ドアのドアレール上に人や物の検出エリアを設定し、ドアレール上に人が立ち止まっても、これまでの一般的な自動ドアよりも長く開放状態を維持することで、自動ドアに挟まれる、または衝突するリスクを軽減した機能になります。
高齢者の多い場所での自動ドアや、お子様が多い場所での自動ドアでは有効な機能の1つでしょう。
万一、自動ドアの開口部付近で立ち止まってしまっても、この機能であれば事故リスクを大幅に軽減できます。
振り返り検出機能
自動ドアを利用する際に、一度自動ドアへ通行してみたものの、また用事を思い出し振り返りそのまま戻ってしまったことはありませんか?
このように、自動ドアの振り返りに対応した「振り返り検出機能」が搭載された自動ドアがあります。
一般的な自動ドアですと、一度通行した直後に振り返っても、閉まりかけたドアが再度開くまではタイムラグが発生します。
これにより、一度自動ドアを通過した人が戻ろうとすると、完全にドアが閉まってからしか開かないのです。
これに対して「振り返り検出機能」では、自動ドアを一度通過して、振り返ってもすぐに閉まりかけたドアが反応し、開いてくれます。
これにより自動ドアによる衝突事故を軽減できるほか、通行人の安全を考慮しながら、自動ドア効率を高めることが可能に。
より出入りの多い場所に設定する自動ドアの機能としては、有効でしょう。
自動ドアの設置価格の目安について
ここまでご紹介した通り、単に自動ドアと言っても、その機能や種類も様々で、設置する場所の特性に応じて選ぶ必要があります。
つまり、自動ドアの設置価格についてもその分幅があると認識しておきましょう。
また、自動ドアを取り扱うメーカーによっても独自機能を備えていたり、機能に違いがあることもあり、価格を断言することが難しいです。
そのような場合には、一度自動ドア業者に無料のお見積もりを依頼し、どのような自動ドアタイプが適切なのか診断してもらいましょう。
そうすることによって、適切な価格で自動ドアを設置することが可能です。設置価格が安いから良いのではなく、設置する場所に応じた機能が搭載されているのかが重要。
あくまで目安となりますが、自動ドアの設置価格については以下の通りです。
自動ドアタイプ | 設置価格目安 |
引き戸タイプ | 70万〜90万円 |
二重引き戸タイプ | 100万円〜150万円 |
回転タイプ | 200万円〜400万円 |
開き戸タイプ | 150万円〜400万円 |
基本的な自動ドアの設置価格は、「70万円〜200万円」と非常に大きな幅があります。
どの機能を優先して自動ドアを選べば良いのか素人にはわからないことだらけですから、自動ドアの専門業者に相談をすることをおすすめします。
▼自動ドアの種類とその特徴について知りたい方はこちらへ!
自動ドアの撤去費用について
自動ドアを古い機種から新しい物へ買い替えたいと考える方も多いと思います。
一般的に、自動ドアの耐用年数は10年〜15年と非常に長いため、すぐに買い替える必要がないこともあり、買い替え時には所有する自動ドアが古いモデルとなっていることも。
そのような場合には、古い自動ドアの撤去をしなければなりませんが、実は自動ドアの場合ご家庭の家電などとは違い「撤去費用」がかかります。
撤去費用の相場ですが、こちらも自動ドアの種類や設置状況によって変動いたしますが、あくまで目安としては10万円〜20万円になっています。
ぜひ、新しい機能が搭載された自動ドアを導入する際は、古い自動ドアの撤去費用についても自動ドア業者に相見積もりをご依頼した上で、検討しましょう。
撤去費用だけでも高額になりますので、ご注意ください。
▼さらに詳しく自動ドアの撤去費用について見てみる!
最新自動ドアの機能は大手メーカーが独占状態となっている場合も
ここまで、最新式の自動ドアには様々な機能が搭載されていることがわかりました。
古い自動ドアから買い替える場合にも、できれば最新機能が搭載された自動ドアを購入したいですよね。
しかし、購入時には一点注意しなければならないポイントがあります。
それは、大手自動ドアメーカーのみが開発している機能があるということです。
これは何を意味するのかと言いますと、万が一その自動ドアに不具合が発生した場合には、そのメーカーが独自に開発した機能だけに、その開発元となるメーカーしか修理やメンテナンスを行えないということです。
もちろんこれらは、信頼性のある大手メーカーならではという手厚い保障を受けることもできメリットもあります。
その一方で、大手メーカーが独自開発した機能を搭載した自動ドアの場合、修理やメンテナンスが必要になると、開発元以外には対応できない場合もあります。
その関係で、自分のところでしか修理やメンテナンスができないため、大手メーカーは一般的には高額なお見積もりになる場合も。
本当によくあるお話しなのですが、自動ドアの大手メーカーが出したお見積もりを大手以外で自動ドアを設置すると、お釣りがくることも多々あります。
ですので、自動ドアの機能を選ぶ際も「本当にその機能が必要なのか」、「必要な場合には、大手以外でも修理やメンテナンスができるのか」は事前に自動ドアメーカーに確認したおいた方が良いでしょう。
機能だけで捉われてしまい、その後のメンテナンスや修理が高額で他社でも対応できないかというお問い合わせが弊社にも寄せられています。
▼自動ドアの修理費用相場についてはこちら!
まとめ
最新の自動ドアにはより高度な「衝突検出機能」や「存在検出機能」、さらにメーカー独自のおすすめ機能が搭載されています。
繰り返しになりますが、重要なことは、どの機能が設置する状況に適しているのかを判断することです。
便利な機能だとしても、設置環境に合わなければ意味がありませんよね。
ぜひ、複数社への相見積もりを依頼して最適な自動ドアを選定してもらいましょう。
弊社でも、出張自動ドア診断やお見積もりは無料で対応しております。もちろん相見積もりのご依頼もお気軽にお申し付けください。